東京スカイツリーの開業で賑わう浅草界隈。
この浅草に「浅草花やしき」という小さな遊園地がある。
東京都民であっても訪れたことがないというレアなスポットだ。
今年はなんと開業160周年。これを記念して2013年8月7日は入園料が無料になる。
160年前といえばまだ江戸時代だ。なぜ160年もの間、この花やしきが愛されるのか。その魅力を簡単に紹介しよう。
浅草花やしき
もともとは名前の通り「花園」だった

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今では遊園地としての印象が強いが、江戸時代末期嘉永6年(1853年)に誕生した時はたくさんの草花が展示される花園だった。
芝居小屋や動物園などの時代もあり、その時代には世界でも珍しいトラの五つ子誕生や日本初のライオンの赤ちゃん誕生などで話題を呼んだとのことです。
戦後、遊園地としてみんなに愛されるように

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今の遊園地のスタイルへと転換したのは、昭和24年。名前も「花屋敷」から現在の「花やしき」に変わったそうだ。
ビックリハウスは一見するとうさん臭いが、大人になった今でも乗るとドキドキしてしまうビックリ感がたまらない。
当時の「浅草花やしき」は入園無料の憩いの場としてたくさんのみなさまに楽しんで頂いたそうです。遊戯施設はビックリハウス、豆汽車、射的、鬼退治などがありました。そのビックリハウスは技術の進歩に合わせて進化を遂げながら、今もなお現役で頑張っているんですよ。
金さえあれば貸切にだってできる

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先に紹介したとおり、8月7日は入園無料となる。
ただし、乗り物券は別料金だ。
雰囲気を味わうだけなら入園だけでも良いかもしれない。乗り物やアトラクションをとことん楽しむならフリーパスもある。
フリーパスは大人2,200円、小人1,900円。これを安いと思うか、高いと思うかは人それぞれだろう。
だったらいっそのこと貸切にしたらどうか。もちろん、金さえあれば実現可能だ。
貸切は100名で70万、少人数のお得パックもある

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例えば、100名なら70万。これで乗り物は乗り放題。貸切時間は18:30~21:00まで。
詳しい料金や利用方法は花やしきの公式サイトに書かれている。
浅草花やしき:花やしきレンタル
人数が増えればそれだけ割安になるし、少人数のお得パックもある。食べ物や飲み物の手配も可能。
実際、会社の行事や大規模な婚活イベントなどで花やしきを貸切にするケースもよくあるそうだ。
個人ではなかなか出せる金額ではないが、会社の福利厚生を担当する方やイベントプランナーの方などはこの貸切サービスを利用してみてはどうだろうか。
夜の遊園地を貸切にするという非日常体験がみんなのハートを熱くするのは間違いない。